ABOUT JAPAN RED CROSS

2011/05/04

日本赤十字社は、1952年に制定された日本赤十字社法によって設立された特殊法人。社員と呼ばれる個人参加者の結合による 日本において赤十字活動を行う唯一の団体で社団法人類似組織です。 日本赤十字社法第1条では、「日本赤十字社は、赤十字に関する諸条約及び赤十字国際会議において決議された諸原則の精神にのつとり、 赤十字の理想とする人道的任務を達成することを目的とする。」とされ、また第2条は特に「国際性」の見出しの下、 「日本赤十字社は、赤十字に関する国際機関及び各国赤十字社と協調を保ち、国際赤十字事業の発展に協力し、世界の平和と人類の 福祉に貢献するように努めなければならない。」と認可法人としては異例の定めを置いています。日本赤十字社では社法第7条により、 日本赤十字社定款を定めることとされ、同社の事業は定款の定める経営・業務・資産などの規定に基づき運営されています。 日本赤十字社の基本精神は人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性です。 赤十字のマークは、赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律により、日本赤十字社以外が使う事が禁じられています。 学校法人日本赤十字学園は「日本赤十字社以外の者」ですが、学章に赤十字のマークを入れています。

本社は東京都港区芝大門一丁目に所在し、全47都道府県に支部が設置されています。支部長は多くは知事が就任することが多いようですが、 近年は知事以外の支部長も増加傾向にあります。法律上の位置付けとしては、日本赤十字社法に基づく特殊法人で、 災害対策基本法及び国民保護法上の指定公共機関に位置づけられていて、災害時や有事に備え、防災基本計画及び国民保護業務計画の策定と 閣議の承認を経ることが義務付けられているほか、災害時・有事はそれらの計画に基づいて国民の救済において国に協力することが 定められています。

各都道府県支部の下に病院や診療所、血液センター、献血ルーム、福祉施設などがあり、また看護師養成の日本赤十字看護大学や 専門学校を持っている。また、赤十字の思想目的に賛同し理解するボランティアで構成され、通常時は事業の支援活動を、 災害時には無給で救援活動を行なう「奉仕団」を保有しています。

日本赤十字社は全国に92の赤十字病院、79の血液センターを運営し、このセンターや病院、また支部などに医師1名・看護師長1名・ 看護師2名・庶務担当の職員である主事2名の計6名で1個班が構成される常備救護班を複数個保有、地震・台風などの災害時や 旅客機墜落・公共交通機関の大事故など、消防で対応し切れない大人数の負傷者発生の際には救援活動を行っています。 このため、奉仕団員に対しても、10人以上が被災する事故が発生した事を知った場合には、積極的に支部に通報し、 出動の一助となる事が推奨されています。

義援金

災害発生時、国内の義援金をとりまとめる機能も果たしています。災害時においてインターネット上でクレジットカードなどを 通じて義援金を行えるウェブサイトが増加しています。これらの募金の受付先も日本赤十字社であることが多いようですが、 国内災害の場合は、被災都道府県の設置する「義援金募集委員会」に集められ、都道府県の義援金配分委員会によって、 被災された方々に交付されます。

血液事業

血液事業では、日本で唯一、献血の受け付けや、献血を原料とする血液製剤を製造し、医療機関への供給を行っています。 1991年以降は有償採血が事実上廃止となったため、血漿分画製剤の原料として献血に基づく血液を製薬会社へ供給しています。